ライブ配信で備中神楽
10月に入り今年も秋祭りのシーズンがやってきました。
しかし新型コロナウイルスの影響により 、恒例の秋祭りの奉納神楽が軒並み中止、延期、縮小とのご連絡をいただきました。祭り当番や総代の皆様も、地域から様々な意見が出て、調整に苦心されていることと拝察いたします。
私も神楽を始めて半世紀となりますが初めてのことで、先輩たちに聞いても前代未聞で大変なことになったと話しています。祭りを楽しみにしていた氏子の方々も大変残念がっていて、“気枯れ”が心配です。
ただ、奉納行事はなくなっても、神事だけはと神職と総代の少人数で地域の安全を祈る儀式は行われているところもあります。
新型コロナウイルスにより大変な状況だからこそ、神様に祈ることは忘れてはなりません。備中神楽では、太鼓のはやしに「ヨウハー」「サンヤー」と言うお囃子をします。「ヨウハー」とは遥拝の意味。「サンヤー」とは参拝しようと言う意味。こうした言霊を発しながら太鼓をたたきます。
遙か遠くからでも想いを向けて参拝する『遥拝』今だからこそ離れていても奉納神楽をしたいとの思いから北山社は10月24日の午後7時よりゲストハウスまつりにて、ライブ配信神楽を企画しておりますのでインターネットを通じてご覧ください。
新型コロナウイルスを乗り越え、1日でも早く安心して日常が取り戻せますよう願っております。