備中神楽を楽しむためには成り立ちと意味を知ることが第一歩です。そこで主な12演目について優しく解説しました。

1.榊舞

神楽の始める前に神殿、氏子などすべてを清め祓うため鈴の舞、綾笠の舞、榊の舞を順次に舞う。 舞は、巫舞(かんなぎまい)と呼ばれ手には扇と鈴、綾笠、榊を持って参会者全員の...

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2.白蓋神事(びゃっかい)

荒神をはじめ、日本全国の八百万の神々をお招きし、鎮座を願うのが白蓋神事です。 舞台中央に吊り下げた白蓋を、太鼓の唱えごとに合わせながら降神行事の為に、綱を引いて前後左右上下に...

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3. 導き舞

導き舞は、猿田彦命の説明をする舞であり、神楽舞の基本の型です。備中神楽の舞は、ゆったりと荘厳な命舞、軽やかで流麗な姫舞、激しく勇壮な荒舞など幾つかの形がありますが「導き舞」を基に神...

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4.猿田彦命の舞

猿田彦命は、道の神、道案内の神、旅人の神とされました。 神話の中で、国譲りが成立し天孫降臨の際に、天照御大神の孫にあたる瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)をご案内しようと、道の途中で...

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5.岩戸開きの能

天照大御神が、弟の素戔嗚命の横暴に悲しんで天の岩戸にお隠れになってしまったという神話劇です。 優しく解説 澄み渡った高い空の上に、高天原という神々のお住まいになっているところが...

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6.国譲りの能 

出雲の国を天津神に国を譲るという国土献上の神話劇です。 優しく解説 天照大御神は、孫の瓊瓊杵尊に出雲の国を治めさせようと考えられ、二柱の神(武甕槌命と経津主命)に命じて、この国...

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7.八重垣の能(八岐の大蛇退治)

高天原を追いやられた素戔嗚命が、八岐の大蛇を退治し奇稲田姫を救う神話劇です。 優しく解説 素戔嗚命が出雲の斐伊川の辺りにくると、娘が一人、年老いた両親と泣いていました。娘の...

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8.吉備津の能

吉備津彦命による温羅と呼ばれた鬼を退治した伝説が語り継がれ、昔話桃太郎の原型とされ吉備津神社の縁起に関する岡山独自の神話劇です。 優しく解説 吉備津神社の祭神である吉備津彦命は...

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9.玉藻の前

日本の皇室に伝わる三種の神器を奪おうと、唐の国から来た老狐が女に化け、近衛天皇の妃(玉藻前)となった。謡曲「玉藻前」を神楽化したものである。   備中神楽...

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10.五行幡割り

陰陽五行説を痛快に説明し、天地宇宙の万物の成り立ちを問答形式で説く神楽です。 五行とは、木・火・土・金・水が万物の根源だとする思想で、この5つが無ければ生活できない。その象徴...

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11.剣舞

荒神神楽で最後に行われる、布舞、綱舞の神懸り神事に先立って、神殿の祓いとして舞われる神事です。 五行でのそれぞれの方角の守護神が登場し、刀で悪霊を固め、または方ならを四角に繋...

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12. 託宣神事(布舞)(綱舞)

託宣は夜を徹しての神楽で、荒神の御魂を安らげて鎮め、最後にその神の意を聞こうというものである。 神懸り託宣神事であり、舞手は神前より白布を授かり、回しながら上下、左右...

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