導き舞は、猿田彦命の説明をする舞であり、神楽舞の基本の型です。備中神楽の舞は、ゆったりと荘厳な命舞、軽やかで流麗な姫舞、激しく勇壮な荒舞など幾つかの形がありますが「導き舞」を基に神格にあわせて脚色されております。これらを総称して曲舞といいます。

素面、羽織、袴、御幣と扇子をもって一人で舞い「歌ぐら」といわれる和歌と猿田彦命の由来を説明する「根源」からなります。